甘塩日記

しょっぱめのさとうがはりきる日常の記録

新月のスタートに向けて

ブログを書く時、いつも思うんですよね。
見てくださる人が楽しんでくれたらいいなぁって。

前のブログは同人活動時に立てたもので、なかには私の創作物を気に入ってくださっている方もいらした(と思いたい)ので、まったく新作の話にならない(なっても結局やるやる詐欺に終わる)ことに常に罪悪感がありました。

頼まれてやってるわけでもないのにいつのまにか義務感に変えてしまう。
悪い癖です。私はナニモノのつもりだったんでしょうか。苦笑

人から求められたい、褒められたい、価値があると認めて欲しい。
承認欲求は誰にもあるものだとしても、それを上手くコントロールしていくことがカッコいい大人なんだろうなと思うのです。もう三月中旬ではありますが、本年は程々に構って欲しい程々に可愛げのある大人でいることを貫いてゆきたい次第です。

 

同い年の友達と話をしていて。
年々「目に見えない何か」に傾倒するね、年齢を重ねることへの不安かな、なんて話をしていました。例えば前より星占いが気になったり、風水を参考にしたりする。20代の時には隆々としていた体力やメンタルが明らかに変化して自分の思い通りに動かなくなってくることの、何とも言えないぬるぬるとした不快感から逃れるためなのかな、と感じるほどに。

去年の春に物事の考え方が大きく変わる出来事があって(大げさではあるのですが)そこから自分の在り方が随分変わりました。
当時の私は「誰かに必要とされているから自分の存在が許される」という他人軸の思考が強く精神的に辛い日々も多かったのですが、昨年春を基点として「自分を癒す、満足させる居場所は自分でしか作れない」ことを学びました。
誰かに与えてもらうには限界がある。

自発的に動いたことは原因も結果も自分にあるから最終的にオチがつくんですよね。ああしなきゃ良かった、は単なるマイナスじゃなくて次回の対策になる。
だけど相手に委ねると原因もアヤフヤになるし結果も惨憺たるものが多い。特に私の場合は相手に対して指摘や改善を求めることが苦手なので、本意ではない結果に我慢しながら愛想笑いで済ませることも多かった。そういう部分で「後悔なく生きる」には、選択権を自分で持つこと(それに付帯するメリットもデメリットにも腹を括る)が必要だなと気付きました。

話が逸れました。
目に見えない何かを参考にするようになった中で、今一番私が活用しているものが「月齢カレンダー」です。月の満ち欠けを教えてくれるカレンダーで、新月は物の始まりを、満月は物事の結果を得やすいといわれています。本当かどうかはわかりません。実際それを実感したことも少ないので、熱狂的な月齢主義の方から見ると石を投げられそうな説明の仕方ですが…。苦笑

ただ、この新月スタートっていうのが本当に助かっていて。
やろうやろうと思っていたこと、いつかケリをつけようと思っていたこと、タイミングを見て買おうと思ってたもの等々。そういう自分の中の「区切り」をつけさせてくれるものになりました。
一度失敗すると「私はダメな人間だ、もう一生ダメだ」という極論思考だったんですが、月に一度ある新月(リセット)の日があるお陰で「今日から頑張ろう!」っていう切り替えになる。そろそろ新月だし溜まったものを捨てようかな、というデトックスだったり、新たに物を買って気持ちを一新するのに利用したり。
月が替わることでも気持ちは整理できるのですが、私の中で新月スタートはちょっと特別だったりするのです。

いつまでやればいいのか。
どこまで我慢すればいいのか。
そういう途方もないことを抱えながら生きていくって結構しんどいんですよね。
とはいえ、なんでもない日にそれらと簡単に決別出来ない。
月に一度リセットの日があれば、その日をゴールにすることで自発的に動ける、決断しやすいなって個人的には思っています。悪いことは早々にリセットして、いい事は継続。そういうメンタルトレーニングを自分でしていく。

他人と関わらない、頼らないということではなくて。出来うる限りの自己努力を行うことは、実は年齢を重ねる人にほど必要なものだなと感じます。出来ることが少なくなっていくからこそ、できることをちゃんとやる。その上で他人に助けを求める。煙たがられない大人でいるためのヒントのような気がしています。

そして明日17日は新月
再出発に決めた日です。
特別でも何でもない、来月にはまたやってくる新月
やめたいことが多くなるのか、継続したいことが多くなるのか。
少なくとも来月の自分が少し楽しみなくらいには前向きで元気です。

むずむずとして踏み出すタイミングが分からない人には是非参考にして欲しい、新月スタート。理由がなければ動けない人にはうってつけの理由です。
だって「新月だから」で全て済ませていいんです。
いいんですよ。

というわけで。
限りなく素に近い伊袂、さとうを今後ともよろしくお願いいたします。